こんにちは。
今日は「気」についてもう少し掘り下げてみたいと思います。
以前「風邪かな?」で、風邪を引くのは正気と邪気の戦いと書きましたが、それもまさに「気」です。
「気」の働きは
①促進:体の発育と成長、体の臓腑・組織の生理機能を促進します。
②温煦:体を温め体温を守ります。
③防衛:病気から体を守ります。
④固摂:内臓の位置を固定して、体がら津液(汗や尿など体の中の水分)や血など漏れ出ないようにします
⑤気化:食べ物を変化させ、栄養にします
⑥営養:各臓腑・組織を潤しながら熱を冷まし、体温をコントロールし、養います。
まさにエネルギーのようなものですね。
充実していると、体を健やかに保つことができます。
では、そのエネルギーはどこから来るのでしょう?
生まれた時、両親からもらっているのが「元気」
良く「珠のような元気な子が生まれた」と言いますが、その元気です。
元気は「先天の気」といいます。
では、残念にも「元気」が少ないとどうなってしまうのでしょう。
皆さんの周りにも、生まれた時はひ弱な感じだった子が、数年たって会ってびっくり、とっても活発になっている事ありませんか?
これは「後天の気」をしっかり補充して育っているという事です。
「後天の気」とは食事と呼吸で得られる気のことです。
バランスの良い食事を良く食べ、しっかり運動し、良く眠る。
そのためには胃腸を健やかに保つこと、歯も大切ですし、体全体が関係します。
私たちも、季節や体調に合わせた食事・生活で養生し、後天の気を補充していきましょう。
読んでいただきありがとうございました。
皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。
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