乾燥して痒い人が増える時期

中医学

こんにちは。

昨夜は風が強くて、急に寒さを感じました。

最近は空気も乾燥していますので、いろいろ気になる事が増えてきます。

この時期薬局に寄せられる相談事で増えるのが、かゆみです。

体中痒くて、かきむしってしまう…

お風呂から上がると痒くて痒くて…など。

痒み止めを処方される方が増えます。

特に、年齢が高い方に多いようです。

年齢が上がってくると、皮脂の分泌も少なくなるので仕方ないのですが、そこに生活習慣も加わるので、より痒くなるようです。

お風呂に入るとナイロンタオルなどでゴシゴシ洗っている、湯船の温度は高め、などの乾燥が進む方向に。

まずは外側からの対策をお話します

①保湿をしっかりして、痒みが取れない所に軟膏なんこうを塗る

②ゴシゴシ洗いをやめる

③湯船の温度を見直す

並行して、食事についてもお話します。

良質なたんぱく質(乳製品・大豆製品・卵・魚介・肉類など)は皮膚の水分を保ち、新陳代謝しんちんたいしゃを促進し、コラーゲンやエラスチンを増やし、肌にはりが出ます。

適切なビタミンの摂取も大切です。

薬膳では、補気養血ほきようけつ(気や血を補う)や滋陰じいん(潤す)、理気活血りきかっけつ(気の巡りを促進し血の流れを良くする)を意識します。

補気養血:米・栗・長芋・ほうれん草・にんじん・豚肉(特にスペアリブ)・鶏肉・いか・ライチ・ぶどうなど

滋陰:白きくらげ・ごま・乳製品・すっぽん・貝類など

理気活血:青梗菜ちんげんさい慈姑くわい・そば・大根・柑橘類かんきつるい・ジャスミン・酢など

特に、白きくらげは美肌に良い食材の代表格です。

和え物やスープ、デザートなどに利用しても美味しいので、ぜひ試してみてください。

読んでいただいてありがとうございました。

皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。

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