こむら返り・食事

中医学

こんにちは。

昨日はこむら返りが起こらないように、生活習慣の見直しを提案しました。

今日は食事から考えてみようと思います。

ふくらはぎは体を動かすために大切な筋肉ですが、また、心臓に血液を送り返すポンプの役割もあるため、第二の心臓とも言われます。

毎日のように足がつる方は、まずはかかりつけ医に相談し、病気がひそんでいないか確認しましょう。

こむら返りは筋肉が過剰かじょうに収縮している状態です。

激しい運動、脱水、冷え、ミネラル不足、血行不良など、原因はいくつか考えられます。

日頃から軽くマッサージをしたり、ストレッチを心掛けることも大切です。

中医学では「不通則痛ふつうそくつう」という言葉があります。

気血の巡り、経絡けいらくの巡りが通じないと痛みが発生するという事です。

津血同源しんけつどうげん」は津(体に必要な水分)と血は互いに変化するという事ですので、気・血・津液が足りなくなり、巡らなくなることで痛みが発生しやすくなると考えられます。

まずは栄養不足でひきつるような痛みがある場合は、肝血不足かんけつぶそくと考えます。

肝は疏泄そせつ(体の色々な機能を調節する働き)を司り、すじを司り、血を貯蔵します。

お勧めは養血類の食材です。

養血類

にんじん・ほうれん草・落花生・ぶどう・ライチ・豚レバー・豚ハツ・豚足・イカ・タコ・赤貝など

他に、補気類・滋陰類も利用すると効果的です。

補気類

米(うるち米・もち米、オートミール・長芋・じゃが芋・さつま芋・カボチャ・キャベツ・カリフラワー・インゲン豆・椎茸しいたけくり・桃・鶏肉・牛肉・うなぎ・どじょう・さばかつおいわしたらすずき・蜂蜜・なつめなど

滋陰類

いちご・小松菜・アスパラガス・白きくらげ・松の実・百合根・胡麻・卵・豚肉・馬肉・牛乳・乳製品・アワビ・牡蛎・ムール貝・ホタテ貝・クコの実など

これらの食材を組み合わせてメニューを考えていくと良いでしょう。

読んでいただきありがとうございました。

皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。

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