中医学

こんにちは。

今朝、窓をあけたら、スッと涼しい風が入ってきました。

やっと秋になったのかな、と感じました。

昼間はまだまだ暑そうですが、日が落ちるのも早くなり、やはり季節は移っていると感じます。

これから少しずつ気温が下がり、体もそれに合わせていく必要があります。

秋は冬を越えるため、体を養い、準備をする時期です。

中医学の五行学説ごぎょうがくせつで、秋は五臓では肺・五行では金・五色では白です。

肺はデリケートで、潤う事を好み、乾燥を嫌います。

今は初秋、残暑もあり、暑かった夏の影響もあり、体が津液しんえき(体に必要な水分)不足になっていますので、涼性(体を少し冷やす)や平性、甘味、苦味の食材を利用していきます。

秋が深まってきて、気温がぐっと下がってきたら、温性、辛味、酸味の食材を利用していきます。

肺は潤いを好み、呼吸と全身の気(エネルギー)に関わります。

滋陰類・補気類・化痰止咳類かたんしがいるい(余分な熱、痰を取り、咳をしずめる)・収渋類しゅうじゅうるい(津液を生じさせ、咳を止める)の食材がお勧めです。

補気類

米(うるち米・もち米、オートミール・長芋・じゃが芋・さつま芋・カボチャ・キャベツ・カリフラワー・インゲン豆・椎茸・栗・桃・鶏肉・牛肉・鰻・どじょう・鯖・鰹・鰯・鱈・鱸・蜂蜜・なつめなど

滋陰類

いちご・小松菜・アスパラガス・白きくらげ・松の実・百合根・胡麻・卵・豚肉・馬肉・牛乳・乳製品・アワビ・牡蛎・ムール貝・ホタテ貝・クコの実など

化痰止咳類

海藻・里芋・タケノコ・豆乳・春菊・柿・びわ・りんご・梨・銀杏・羅漢果

収渋類

レモン・ざくろ

これらの食材を組み合わせて、冬に備えて体の準備をしていきましょう。

読んでいただきありがとうございました。

皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。

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