こんにちは。
体調を崩しがちな方の中には、ご自分の体質を改善したいと考えている方も多いかと思います。
調子が悪い状態が続いている方は、まずはかかりつけの医師に相談し、特にこれといって悪いところがない場合に、体質改善を考えていきましょう。
体質改善のために、まず自分の体質を知る事が大切です。
人は複雑なので、単純に分けることはできませんが、当てはまる事が多い体質が近いといえるでしょう。
今日は、血虚体質について考えてみます。
血虚とは、文字通り血の不足です。
ここでいう血とは中医学の血です。
西洋医学的な血液そのものとは少し違い、営養と潤い、精神活動を支えています。
営養は臓腑だけでなく、筋肉・関節を潤し、皮膚や毛髪を養います。
血は気の動かす力で動くため、気の動きが悪くなると血も動きが悪くなります。
血虚体質の方は、血の量と質の低下によって、以下のような症状が現れてきます。
□目・髪・肌・唇が乾燥しやすい
□めまいや立ち眩みが起こる
□手足がつりやすい
□集中力がない
□動悸がする
□寝つきが悪く、良く眠れない、夢を良くみる
□顔色が白いか黄色い
□唇や爪の色が薄い
□舌は白っぽく、やせている
□便秘しやすい
(体質薬膳学 辰巳洋先生著 参照)
お勧めの食材は、血を養う養血類・潤す滋陰類です。
養血類
にんじん・ほうれん草・落花生・ぶどう・ライチ・豚レバー・豚ハツ・豚足・イカ・タコ・赤貝など
滋陰類
いちご・小松菜・アスパラガス・白きくらげ・松の実・百合根・胡麻・卵・豚肉・馬肉・牛乳・乳製品・アワビ・牡蛎・ムール貝・ホタテ貝・クコの実など
チェックがたくさん入った方は、これらの食材を取り入れた食事をしてみてください。
読んでいただきありがとうございました。
皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。
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