こんにちは。
昨日、体質改善のために、まず自分の体質を知ることが大切と書きました。
今日から、具体的に考えていこうと思います。
その前に、調子が悪い状態が続いている方は、まずはかかりつけの医師に相談し、特にこれといって悪いところがないかを確かめるようにしてください。
まずは、良好な体質とは、どのような状態なのかを考えてみましょう。
・体型は中肉、元気で病気は少ない
・明るい性格
・顔色が良く、気力があり、髪につやがある
・睡眠は良好で食事、排便、排尿が順調
・女性は月経が順調で痛みがない
・舌は薄いピンクで周辺にへこみなどなく、舌の苔は薄い白
いかにも元気な人が目に浮かびます。
私のイメージでは、大好きだった漫画の「エースをねらえ」の藤堂先輩。
まさに良好な体質の代表といった感じです。
では、良好でない体質とは、どんな状態なのでしょう。
まずはざっくり、虚性体質と実性体質の2つに分けられます。
虚性体質とは、精・気・血・津液の量の不足や働きの低下によって現れる体質です。
実性体質とは、臓腑の働きが旺盛で、気・血・水がうまく巡らない事などで現れる体質です。
人の体は複雑なので、単純に虚性・実性に分けることはできませんが、当てはまる事が多い体質が近いといえるでしょう。
今日はまず、何回か書いている気虚体質について考えてみます。
気虚とは、臓腑機能が低下して、元気がでない状態です。エネルギー不足と考えるとわかりやすいかと思います。
いくつ当てはまるか、チェックしてみてください。
□朝が苦手
□疲れやすく、気力がわかない
□声が小さく、息切れしやすい
□汗をかきやすい
□食欲がなく、胃もたれしやすい
□風邪をひきやすい
□顔色が白っぽいか黄色
□舌は白っぽく、むくんでいたり、歯のあとがつきやすい
□舌の苔が白っぽい
□便は柔らかいか、良く下痢をする
□筋肉に張りがなく、たるんでいる
□頻尿や尿漏れがある
(体質薬膳学 辰巳洋先生著 参照)
当てはまる項目が多い方にお勧めの食材として、気を補う補気類の食材があります。
米(うるち米・もち米)、オートミール・長芋・じゃが芋・さつま芋・カボチャ・キャベツ・カリフラワー・インゲン豆・椎茸・栗・桃・鶏肉・牛肉・鰻・どじょう・鯖・鰹・鰯・鱈・鱸・蜂蜜・なつめ
などです。
体を温め気を巡らす働きのある辛温解表類の食材も良いですね。
生姜・葱・三つ葉・パクチー・ 茗荷
などです。
肉類やいも類は重いので、玉ねぎややえんどう豆など理気類の食材や、辛温解表類の食材を組み合わせてください。
読んでいただきありがとうございました。
皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。
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