冷えることで起こるタイプの便秘

中医学

こんにちは。

今回は冷えることで便が出にくくなってしまう、冷性便秘れいせいべんぴについて考えてみます。

排便はいべんがなかなかできない、便意べんいがない、便が硬くて太い、冷えている、手足が冷たい、顔色が白い、尿は澄んでいて排尿に時間がかかる。

鏡をみると、舌が白く、こけも白い。

このような方は、冷えやすい体質や、年齢が高くなることによって、温める力が落ち、腸内ちょうないが冷えてしまうことによって出にくくなっているのかもしれません。

このような時、漢方薬では大建中湯だいけんちゅうとうを良く使います。

実はこの大建中湯という漢方は、便秘の薬ではないんです。

お腹の冷えをとるための薬です。

ですので便秘だけでなく、冷えてお腹が痛い、お腹がる、便秘する、下痢する、お腹の手術のあとのイレウス予防など、お腹が冷えることで起こる、様々な状態に使われます。

構成生薬こうせいしょうやく乾姜かんきょう山椒さんしょう人参 にんじん

全部食材としても使われる物で出来ています。

乾姜は乾燥させた生姜で、生の生姜より温める力が強くなっています。

山椒さんしょうは勿論みなさんご存じの山椒です。

人参(高麗人参こうらいにんじん)は有名な生薬です。料理でも参鶏湯さむげたんなどに使われますが、その効能は大補元気たいほげんきといって、とにかく元気を出させる生薬です。

お腹に手を当ててみて、ひやっとしていると感じたら、温める事を意識してみてください。

外からだけでなく、内側から温めることも大切です。

冷たい飲食は出来るだけけましょう。

体を冷やす食材をる時は、温めるものをちょい足ししてください。

食事の内容を意識することと、毎日規則正しく食事をとることを心掛けて、便秘解消していきましょう。

読んでいただきありがとうございました。

皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。

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