今日は芒種

中医学

こんにちは。

気温が急に上がってきて、皆さん疲れは出てきていませんか?

体が暑さに慣れていない今頃の時期は、熱中症ねっちゅうしょうになり易いですので、気を付けてお過ごしください。

今日は二十四節気にじゅうしせっき芒種ぼうしゅにあたります。

芒種とは、稲や麦など、穂の出る植物の種をまく時期をあらわします。

稲の穂先にある突起とっきを芒(のぎ)と言います。

芒種の時期は、こののぎのある植物の種をまき、麦の刈り入れや田植えを行う目安とされてきました。

また、芒には忙と同じ意味もあり、農家の繁忙期はんぼうきという意味もあるようです。

この時期の養生ようじょうは、暑さを取り除き、蒸し暑さに負けない元気を与える事が大切です。

暑いからと冷たい飲食をし過ぎると、お腹を冷やし、胃腸の動きが悪くなります。

そこから食欲が落ちたり、お腹をこわしたり。

食事量や水分摂取量せっしゅりょうが落ちることで、熱中症のリスクが上がります。

辛い物の食べすぎも、あまりおすすめとはいえません。

辛い物といえば唐辛子や胡椒、山椒さんしょうなど香辛料が多いですが、これらは温裏類おんりるいといってお腹の中から体を温める食材です。

少し使うのであれば、余分な水分を発汗で追い出してくれるので問題ないですが、使いすぎは良くありません。

過剰かじょうになると体に熱をこもらせてしまったり、潤いを消耗しょうもうして乾燥させてしまうかもしれません。

何事も過ぎたるは猶及およばざるがごとしです。

季節の変わり目は上手に過ごして行きたいですね。

読んでいただきありがとうございました。

皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。

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