気虚タイプの便秘

中医学

こんにちは。

今回は気虚ききょの便秘についてです。

便がかたいわけでもない、便意べんいはあるのに、うまく出ない。

便が出ると、どっと疲れてしまう。

顔色はあんまりよくない、息が切れる、だるい。

かがみしたをみると、なんとなく色が薄くて、動きが悪い。

舌のこけは普通。

こんなタイプの便秘の方は、エネルギー不足が原因の便秘かもしれません。

最近疲れがまっている、規則正しく食事が取れていない、病後、年齢が高いなど、思い当たる事はないですか?

以前もお話しましたが、まずは麻子仁丸ましにんがんなどの基本の薬を使って、一度排便はいべんしてスッキリさせたいですね。

そのあとは、桂枝加芍薬大黄湯けいしかしゃくやくだいおうとう六君子湯りっくんしとうなどの漢方薬を使って排便リズムを作っても良いでしょう。

勿論もちろん毎日の食事は大切です。

エネルギー不足が原因ですので、まずは気を補う食材を中心に考えます。

米・じゃがいも、さつま芋、長芋・南瓜かぼちゃ・キャベツ・カリフラワー・いんげん・干し椎茸しいたけくり蜂蜜はちみつ鶏肉とりにく・牛肉・うなぎいわしかつお・スズキ・さばなどを利用すると良いでしょう。

そして、気はエネルギーなので、動かしやすくする理気類りきるいを合わせると効果的です。

そば・玉ねぎ・らっきょう・蜜柑類みかんるい・ジャスミンなど。

食事の内容を意識することと、毎日規則正しく食事をとることを心掛けて、便秘解消していきましょう。

読んでいただきありがとうございました。

皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。

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