こんにちは。
食事で便秘状態を改善しよう!と考えた時、まずどんなタイプかを把握してもらうことが大切と、昨日書きました。
今日は熱性便秘について考えてみます。
熱性便秘とはその名の通り、熱がこもることによって腸の中の潤いがなくなり起こる便秘で、一番多いタイプです。
原因として、もともとが暑がり、熱がでるような病気の後、脂っこい物や辛い物、アルコールの取りすぎなどが考えられます。
今日はその中でも実熱
(熱の状態がはっきりしている)について考えます。
便が乾燥している・臭い、尿が少なく色が濃い、熱っぽい感じやお腹が張っている。
鏡で舌を見ると、赤っぽい、苔が黄色っぽい状態の方が多いです。
熱性便秘の治療には、漢方薬も良く使われます。
麻子仁丸、大黄甘草湯、承気湯類など、熱を冷まし潤す働きのある漢方薬が有効です。
ひどい時は薬を使ってまずは便秘を解消したほうが良いですが、食事で養生することも大切です。
お勧めの食材は、熱を冷まし、潤し、排便を促すもの。
パイナップル・バナナ・アロエ・白菜・水菜・セロリ・苦瓜・マコモ・こんにゃく・豆腐など。
ごぼうやイチジクも良いですね。
トマトも熱を取り潤しますし、胡麻やチーズは潤すことによって便秘を解消するのに役立ちます。
今日はささっと作れるセロリとこんにゃくのきんぴらを作ります。
作り方
①セロリ、こんにゃくは細切りにし、ごま油で炒める

②めんつゆを加え、炒め煮する
③胡麻をたっぷり振り混ぜる

お腹がスッキリすると気分もスッキリ。
出すって大切ですね。
読んでいただきありがとうございました。
皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。
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