こんにちは。
今日は夏至ですね。
夏至とは、北半球では一年で最も陽気が強くなり、昼間が長くなる日です。
「夏にいたる」と書くように、この日から本格的な夏が始まる事を意味します。
夏至はあくまでも暦上ですが、日々暑さは実感しています。
夏は中医学でいう心の働きが活発になります。
心は血を全身に巡らせる働きを、精神を安定させる働きを担っています。
顔が赤くなり、体が熱くなり、汗をたくさんかくので、体の潤いがなくなりますので、血流にも影響がでてきます。
睡眠や精神にも影響が出て、動悸がしたり、寝つきが悪くなったり、イライラする方も多くなってきますね。
そこに湿気まで加わると、食欲が落ちたり、疲れてだるくなったり、お腹の調子を崩したりと、一気に夏バテに発展しそうです。
暑さや発汗は体力を消耗するので、スポーツは控えめにしましょう。
散歩を日課にしている場合も、できるだけ朝涼しいうちにしてください。
食養生も大切です。
心の気を整え、潤いを与え、熱を取り除く食材を利用していきます。
暑いからといって、冷たい物の摂りすぎにも注意が必要です。
中には、暑い時は辛い物を食べて汗をたくさんかく、といった食事をする方もいますが、消耗しすぎるのでお勧めできません。
以下お勧めの食材です。
熱を取り除き、渇きを癒します。
粟・小麦粉・トマト・蓮根・白菜・胡瓜・セロリ・苦瓜・緑豆もやし・西瓜・バナナ・林檎・キウイ・梨・緑茶・豆腐・こんにゃくなど
体を潤します
胡麻・牛乳・卵・豚肉・鴨肉・ホタテ・牡蛎・アワビなど
精神を安定させます
百合根・卵・牛乳・ハツ・小麦粉など
無理をせず、上手に過ごしていきましょう。
読んでいただきありがとうございました。
皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。
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