のどに何か詰まっている感じ

中医学

こんにちは。

ストレスがまっている状態とはどんな感じでしょうか。

とにかく疲れる、イライラしたり、落ち込んだり、気分がふさいで何も手につかない、不安にかられる、など、様々な精神的な状態が思いつきます。

それだけでなく、体に異変が現れる事も多くあります。

代表的な物の一つに「梅核気ばいかくき」という症状があります。

これは、何かのどに詰まっている感じが取れない、という状態です。

症状が長引いている場合はがんなどのリスクもありますので、耳鼻咽喉科じびいんこうかで検査は必要です。

検査しても何も原因が見当たらない、でも症状が続いている場合に「梅核気」が疑われます。

これはストレスが原因で気が動かなくなって「気滞きたい」となり、これがのどの辺りで起こっている状態です。

気滞の状態が続くことで、胃腸の働きが落ちて痰湿たんしつがたまったり、熱がこもったり、逆に冷えたり。

何をしてものどに詰まったものが取れない、この違和感いわかんは本人にとってはとても辛い状態です。

漢方薬では、良く半夏厚朴湯はんげこうぼくとうという薬を使って治療します。

これは気のめぐりを良くして溜まった湿しつを取り除く働きがあります。

食材でも香りが良く、気の巡りを良くする物を利用すると良いでしょう。

蜜柑みかんやオレンジなどの柑橘系かんきつけいやジャスミン、薄荷はっかなど香りのよいハーブ、生姜しょうがべぎ紫蘇しそやパクチーなどの香味野菜こうみやさいなどを、ちょい足しするのも効果的です。

読んでいただきありがとうございました。

皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。

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