「気」続き

中医学

こんにちは。

今日は「」についてもう少し掘り下げてみたいと思います。

以前「風邪かぜかな?」で、風邪を引くのは正気しょうき邪気じゃきの戦いと書きましたが、それもまさに「気」です。

「気」の働きは

促進そくしん:体の発育はついく成長せいちょう、体の臓腑ぞうふ組織そしき生理機能せいりきのう促進そくしんします。

温煦おんく:体を温め体温を守ります。

防衛ぼうえい:病気から体を守ります。

固摂こせつ内臓ないぞう位置いち固定こていして、体がら津液しんえき(汗や尿など体の中の水分)や血などれ出ないようにします

気化きか:食べ物を変化させ、栄養にします

営養えいよう各臓腑かくぞうふ組織そしきうるおしながら熱をまし、体温をコントロールし、やしないます。

まさにエネルギーのようなものですね。

充実じゅうじつしていると、体をすこやかにたもつことができます。

では、そのエネルギーはどこから来るのでしょう?

生まれた時、両親りょうしんからもらっているのが「元気げんき

良く「たまのような元気な子が生まれた」と言いますが、その元気です。

元気は「先天せんてんの気」といいます。

では、残念ざんねんにも「元気」が少ないとどうなってしまうのでしょう。

皆さんのまわりにも、生まれた時はひよわな感じだった子が、数年たって会ってびっくり、とっても活発かっぱつになっている事ありませんか?

これは「後天こうてんの気」をしっかり補充ほじゅうして育っているという事です。

後天の気」とは食事しょくじ呼吸こきゅうで得られる気のことです。

バランスの良い食事を良く食べ、しっかり運動し、良く眠る。

そのためには胃腸を健やかに保つこと、歯も大切ですし、体全体が関係します。

私たちも、季節きせつ体調たいちょうに合わせた食事・生活で養生ようじょうし、後天こうてんの気を補充ほじゅうしていきましょう。

読んでいただきありがとうございました。

皆さんの養生の参考になれば嬉しいです。

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