こんにちは。
薬膳・中医学の話をしていると、「気」「血」「水」という言葉が良く出てきます。
わかるようなわからないような。
何となくわかるけれど、簡単に説明をしろと言われると難しい。
今日はまず「気」について考えてみようと思います。
あの人はいつも元気だね。とか、天気が悪いと気が滅入るとか、気の巡りが良いとか悪いとか、やる気が出る日、でない日。
元気な友達と一緒にいると何故かこちらも元気になったり、逆に、疲れてしまったり。
「気」という言葉は良く使うけれど、改めて「気」って何なんだろう?
「気」をエネルギーのようなものと考えるとわかりやすいかと思います。
電気や磁気・空気はなかなか眼では見えないけれど、エネルギーとして物を動かしたり、温めたりします。肩こりに磁気ネックレスを利用している方もいらっしゃるのでは。
「気」=「エネルギー」が減っている状態では、体がうまく動きません。
そんな時は補気類(気を補う)の物を上手に取り入れてみましょう。
補気類にはどんなものがあるのでしょう?
代表選手は薬ですが有名な「人参」いわゆる「高麗人参」と言われる物です。
大補元気といって、とにかく補気の王様です。
流石に高価ですし、私たちが日常的に使える物ではありません。
では何を使いましょう?
まずは鶏肉。使いやすいですし、値段もそこそこで、おすすめの食材です。私も良く使います。
それからご飯。うるち米ももち米も補気類です。毎日食べるもので補気出来ます。冷えが強い場合は、ご飯を炊くとき、体を温める効果のあるもち米を少し加えると良いですね。
南瓜や山芋、じゃが芋、さつま芋、いんげん、キャベツ、カリフラワー、椎茸もいいですね。
魚では鰻が元気を出す食材として有名ですが、とにかく高いので何かの時のご褒美で。
鰯、鱈、鯖、鰹なども補気類です。出汁として煮干しを利用すると毎日とれますし良いでしょう。私は鰯(煮干し)の粉末が入っている出汁粉を利用しています。
蜂蜜やなつめなどは甘味として加えても利用できます。
高価な物を使わなくても、毎日食べるものを自分の体調に合わせて上手に利用していくことで養生していきましょう。
読んでいただきありがとうございました。
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